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週刊エコノミスト Online 編集後記

桑子かつ代/白鳥達哉

編集部から

「外出するのは1日置き、家の中にずっといて気が狂いそう」「誰も歩いていないピカデリー・サーカスの繁華街を見て事の異常さを感じる」。香港やロンドンの友人からのメールを見ると、外出制限の国や地域が広がっているのを実感する。一方、在宅勤務を続ける東京での自分の生活は海外ほど制限されていない。

 先週末、自宅近くの商店街に食料品を買いに出かけたら、ベビーカーを押した家族連れ、アイスクリームを食べながら歩く若者など人出の多さに驚いた。メディアなどが外出自粛を呼び掛けているのに楽しそうにしている人々を見て「危機感はないのか」と腹が立ったが、自分も同じだと気付いてハッとした。

 終息後の日常生活はどう変わるのだろう。動物や植物も環境に適応して存続してきた。私もこれを機に、肩肘を張らずに新しいことをやってみようと思う。

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