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インドネシア ホームセンターの勢力図に変化=多田正幸

順調に店舗数を増やす「ミスターDIY」 筆者撮影
順調に店舗数を増やす「ミスターDIY」 筆者撮影

 インドネシアのホームセンター市場の勢力図が変わりつつある。中間所得層向けホームセンターは米系「エース・ハードウエア」が最大手だが、マレーシアの「ミスターDIY」が急速に成長している。店舗数ではエースを上回る勢いだ。

 エースは1996年に国内1号店を開業した。2019年末時点の店舗数は197店舗で、中~高級モールを中心に出店。系列ブランドの商品を中心に、割高な日本や米国製の輸入品も取り扱う。

 対するミスターDIYは、17年に首都ジャカルタ近郊に出店したのを皮切りに、19年前半にジャワ島外に進出。同年6月、1号店出店から約2年で100店舗を達成、3月末までに160店舗以上に増加した。

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