国際・政治ワールドウオッチ

マレーシア コロナ禍のラマダン入り=降旗愛子

ラマダンビュッフェ中止で配車アプリ活用の出前サービスを利用 筆者撮影
ラマダンビュッフェ中止で配車アプリ活用の出前サービスを利用 筆者撮影

 マレーシアをはじめ、イスラム諸国では4月24日に断食月(ラマダン)を迎えた。例年この時期は、飲食業界が大いににぎわう。が、新型コロナウイルス禍による厳戒態勢の中、今年は様相が違う。

 イスラム教徒はラマダン中、日の出前に朝食を取り、日没とともに断食を終えてイフタールと呼ばれる夕食を口にする。ホテルやレストランでは例年、イフタール向けに趣向を凝らしたビュッフェを提供する。

 だが、ビュッフェスタイルの会食にはコロナ感染のリスクがあるため、今年は多くのホテルがラマダンビュッフェを中止。マレーシアホテル協会によれば、毎年ラマダンビュッフェで100万リンギ(約2500万円)を売り上げるホテルもあるが、今年はそれが消し飛んだ。

残り196文字(全文507文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事