トップに聞く「コロナ後の世界」 佐藤慎次郎・テルモ社長 医療機器の地産地消は増える
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2020年3月期決算は、第4四半期に中国を中心に心臓血管カンパニーで売り上げへの影響が出たが、営業利益への影響は27億円の減少にとどまった。売り上げの5割を超える心臓血管カンパニーの症例数がいつから、どこまで回復するかが業績面で最大のリスクだ。世界が新型コロナの第2波、第3波の影響をどこまで抑えられるかがカギと見ている。
今回の危機を経ても、医療技術のグローバル化という流れは変わらないと思うが、パンデミックが現実化したことで医療が国家安全保障に関わる問題であることがより鮮明になった。今後、医療機器の地産地消・国産化の傾向が各国で強まる可能性はある。今後さらに現地に根差した生産・販売戦略を展開する必要性を感じる。
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週刊エコノミスト
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