新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 コロナデフレの恐怖

トップに聞く「コロナ後の世界」 新田信行・第一勧業信用組合理事長 デジタルと「人との絆」で変革

 コロナ禍で都内の飲食店の3〜4月の売り上げはゼロとなった。賃料などの固定費が月5000万円、4カ月で2億円必要なお店が無利子で借りても年間の利益が2000万円なら返済に10年かかる。だから預金を取り崩すか、債務繰り延べか、新しくお金を借りるか一人一人の社長と相談している。終息後に使えるお食事券を買ったり、テークアウトを勧めて購入することで資金繰りを支援している。

 コロナショック後に日本全体でV字回復することはない。しかし今は変革のチャンス。東北と新潟に工場を持ち百貨店にも納入する高級婦人服メーカーは立体裁断ができるので、1枚1000円のマスクを作りましょうと提案してネット販売で1万枚が売り切れ、今は医療用白衣を作っている。

残り387文字(全文703文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事