シャープ社長人事に透ける台湾からの“遠隔”操作
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台湾の鴻海精密工業傘下で再建したシャープの戴正呉会長兼社長=写真=が、6月29日付で会長兼CEO(最高経営責任者)に就任する。もともと戴氏は2020年度からの新中期経営計画では、経営の第一線から退く意向を周囲には漏らしていた。だが、米中貿易摩擦や新型コロナウイルスの影響で前中期経営計画が未達。鴻海傘下になって初めての最終赤字に陥った。「有言実現」を自らに課す戴氏は、この状況で退くことは納得できなかったのだろう。社長の肩書は外れるが、CEOという新たな肩書を加え、自身がリー…
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週刊エコノミスト
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