好決算を喜べない任天堂 コロナがもたらす三重苦
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コロナ禍による「巣ごもり需要」の拡大を受けて好調なゲーム業界。なかでも任天堂は、主力ゲーム機「スイッチ」向けの新作「あつまれ どうぶつの森」の販売本数が、3月20日の発売から月末までの2週間足らずで1100万本を超えたことが寄与し、2020年3月期は純利益が前年比33%増の好決算となった。
ところが、同社の古川俊太郎社長は決算会見で「21年3月期は減収減益を予想する」と先行きに慎重な姿勢を示した。最大の懸念は、在宅勤務の導入で開発が大幅に滞る可能性が…
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週刊エコノミスト
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