経済・企業深層真相

好決算を喜べない任天堂 コロナがもたらす三重苦

 コロナ禍による「巣ごもり需要」の拡大を受けて好調なゲーム業界。なかでも任天堂は、主力ゲーム機「スイッチ」向けの新作「あつまれ どうぶつの森」の販売本数が、3月20日の発売から月末までの2週間足らずで1100万本を超えたことが寄与し、2020年3月期は純利益が前年比33%増の好決算となった。

 ところが、同社の古川俊太郎社長は決算会見で「21年3月期は減収減益を予想する」と先行きに慎重な姿勢を示した。最大の懸念は、在宅勤務の導入で開発が大幅に滞る可能性が…

残り344文字(全文572文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

6月6日号

上がる金&揺らぐドル 史上最高値への地殻変動16 米実質金利との逆相関 崩れた背景に中銀の買い ■村田 晋一郎/谷道 健太19 これで分かった! 「金」の基礎知識 Q&A ■池水 雄一 徹底展望 2023年末 金価格の見通し22 2300ドル 非民主的国家が買い増し 西側への不信で分断拡大 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事