インド 結婚式をバーチャルで華やかに=古山香織
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豪華絢爛(けんらん)な結婚式で知られ、毎年500億ドル規模と言われるインドのウエディング業界だが、新型コロナウイルス禍による打撃は大きい。内務省が定める都市封鎖ガイドラインでは、式の参列者は50人までと制限され、感染リスクを恐れて式の予約も延期が相次いでいる。だが、入籍の日取りを決めて準備してきたカップルにとって、期限なき延長は耐え難い。そこで、インターネット上で「バーチャル結婚式」を執り行うカップルが登場している。
いち早くその仕掛人となったのは、婚活マッチングサイト最大手「シャーディー・ドットコム」だ。「ウエディング・フロム・ホーム」と銘打ち、バーチャル結婚式の支援サービスを展開。電子招待状の手配、式の動画配信のほか、ダンスパーティーのリモート開催、儀式を担う僧侶、余興の歌手の中継などを行う。国内だけでなく、大陸をまたいでの開催も支援する。ある式では数百人がオンラインで参列し、1万6000人が式の配信を視…
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週刊エコノミスト
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