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週刊エコノミスト Online 編集後記

加藤結花/浜條元保

編集部から

 全ての都道府県で5月下旬に緊急事態宣言が解除されて以降、期間中は難しかった対面での取材の機会が増えてきた。電話もある。テレビ会議もある。けれど、直接会って話すと入ってくる情報の量は桁違いだ。取材相手の視線や声色を感じて、間髪入れずやり取りできる取材は楽しい。

 オンライン診療の取材で聞いた話を思い出す。診断は、患者がノックして診察室に入ってくるその瞬間から始まり全てが診断材料となるので、オンライン上の診療は情報量が少なすぎるとの懸念を持つ医師が一定数いるという話だった。医師と自分を重ねるわけではないが、対面でより多くの情報を得られるという認識は共通だろう。

 もちろん、手軽で便利なオンラインにも魅力がある。新しい生活様式として積極的に利用しようとも考えているが、かなうならば直接会って話を聞きたい。

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