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消費指数は5月を底に急反発=藻谷俊介

    (注)2人以上世帯、実質 (出所)総務省、スフィンクス・インベストメント・リサーチによる季節調整値
    (注)2人以上世帯、実質 (出所)総務省、スフィンクス・インベストメント・リサーチによる季節調整値

     4月の経済統計がほぼ出そろい、5月の統計も一部判明してきた。ちょうど緊急事態宣言の解除を挟んだ時期であり、数値もそのあたりで景気の底入れを示唆する内容になっている。

     コロナウイルス禍の影響が比較的小さいことは前回の当欄でも述べたが、一時期はリーマン・ショックを超える不況が確実というコンセンサスだった金融市場にとって、ポジティブ・サプライズであることは間違いないだろう。それは株価の回復に顕著に表れている。端的に言えば、市場は流行拡大期間を長く見積もり過ぎたのだ。

     ただ経済指標の報道は、コロナ禍を「世紀の一大事」と捉えるモードから抜け出し切れておらず、十分な説明なく、どちらかと言えば悪いことだけを強調する傾向があるように思う。

     今回は、貿易戦争や消費増税によって、もともと景気が弱かったことへの配慮が欠かせない。

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