コロナ下の地域金融 大前孝太郎・城北信用金庫理事長 地元企業の挑戦を後押し
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コロナは地域経済に深刻な打撃を与えている。現状とその打開策は何か。有力信用金庫に聞いた。
(聞き手=神崎修一/加藤結花・編集部)
── 足元の経済状況をどのようにみているか。
■金融危機から始まったリーマン・ショックと違い、今回の新型コロナは事業会社を直撃している。日銀の業況判断指数(DI)をみても、一部でリーマン・ショック以上の影響がみられる。消費が自粛され、インバウンド(訪日)需要が剥落した。感染防止の観点から事業所が休業し、工場の稼働率は低下するなど供給面でのショックもあった。
── 営業地域の東京都北部ではどのような影響が表れているか。
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週刊エコノミスト
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