週刊エコノミスト Online闘論席

古賀茂明の闘論席

撮影 中村琢磨
撮影 中村琢磨

 つい先日、ある有力自民党国会議員と会談した時のことだ。自然と安倍晋三政権の失政の話題になった。学校一斉休校、アベノマスク、「GoToトラベル」キャンペーン、PCR検査拡大の遅れと、話題には事欠かない。

「『桜を見る会』でもうダメだなとか、検察庁法改正案の断念がとどめだなとか、みんなで話したものだ。河井克行前法相夫妻への(自民党本部からの選挙資金)1・5億円にはみんなが憤っていたよ」と話は続く。そこで、安倍降ろしはどうして始まらないのか、と聞くと、「そうだよな、本当に情けないよな」と、話はそこで終わった。

 別の自民党議員にその話をすると、「確かにね」と語り始めた。

残り525文字(全文809文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事