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新型コロナウイルスは「集団ヒステリー」に過ぎない(小林よしのり)

撮影 中村琢磨
撮影 中村琢磨

 7月13日の週、新型コロナウイルス(新コロ)インフォデミック(誤情報の拡散)の第2波が来た。

 東京は2週間後には医療崩壊すると、マスコミや専門家が恐怖を煽(あお)っている。イタリアのミラノや米ニューヨークになると国会で予言した学者もいる。その予言が当たれば、本誌が発売される頃には、医療崩壊後の死屍累々(ししるいるい)たる惨状が広がっているはずだが、いかがだろう。

 東京では重症者がずっと10人前後、死者は最近3週間で1人だけだが、これで医療崩壊が起こるのだろうか?

 もし起こるとしたら、PCR検査を無意味に拡大したために無症状の若者がベッドを占拠し、本当に必要な人に医療が行き届かなくなった場合じゃないか?

 スウェーデンでは、獲得免疫の抗体と自然免疫のT細胞とを合わせて、首都ストックホルムの住民の40%が免疫を持つと発表され、集団免疫の完成はまもなくだそうだ。それでもPCR検査を増やしたから陽性者は増えているが、それは日本と同じである。

 しょせん新コロから逃げられはしない。日本でも500万人くらいは感染したかもしれないが、あまりに弱毒性のウイルスなので、ほとんどの人が自然免疫で処理して気付きもしないのだろう。6月の検査で東京の抗体保有者はたった0・1%だったが、もう一度検査しても0・2%くらいにしか増えていないかもしれない。

 新コロを指定感染症から外さない限り、集団ヒステリーは終わらず、経済も回らないだろう。経済は命を守る基盤である。それを知らない者は大人ではない。

(小林よしのり・漫画家)


 本欄は、池谷裕二(脳研究者)、片山杜秀(評論家)、小林よしのり(漫画家)、古賀茂明(元経済産業省官僚)の4氏が交代で執筆します。

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