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国際・政治闘論席

新型コロナウイルスはそもそも流行していなかった=小林よしのり(漫画家)

撮影 手塚耕一郎
撮影 手塚耕一郎

 新型コロナウイルス(新コロ)に過去感染した人の率を調べる厚生労働省の抗体検査で、陽性反応は東京が0・1%、大阪で0・17%という結果が出た。なんと東京でたった1万4000人しか感染していない。そもそも新コロは日本では流行していなかったのだ。流行してもいない感染症のために自粛を強要して、経済を破壊し、東京都の貯金をほぼゼロにしてしまったのだから、あきれるしかない。

 それでも懲りずにお上は「新しい生活様式」を押しつけて、客を半分しか入れてはならぬなどと経済を制限し続けているし、これに従順に従って、夏場にマスクをつけている人々の様子も、まさに天下の奇観である。

 わしは最初から一貫して、新コロはインフルエンザより弱いから経済を回せ、指定感染症から外せと主張しているのだが、いまだに聞いてもらえない。

 しかし抗体保有率が0・1%なら、1000人と会えばそのうち1人が過去感染者だという確率で、ましてや現在感染者と出会う確率はそれよりはるかに低い。しかも仮にそんな希少な現在感染者と濃厚接触しても、感染者が他人にうつす確率はさらに5人に1人だから、我々が感染する確率は極めて低い。

 テレビで感染者数を毎日報じるから、抗体陽性率0・1%と知ってもまだ人々ははやっている錯覚に陥ったままなのだろう。東京で昨日は30人、今日は40人といっても、毎日の交通事故の負傷者より少ない微々たる数なのに、誰もそれに気づかないのだ。

 恐怖は人間から科学的、合理的な思考を奪い、古代の蘇民将来の札や、中世のアマビエの札の代わりに、現代の日本人はマスクを口に張り付けて、今後も単なる風邪におびえて暮らすらしいから、古代人より退化しているのではないかといぶかしむしかない。

(小林よしのり・漫画家)


 本欄は、池谷裕二(脳研究者)、片山杜秀(評論家)、小林よしのり(漫画家)、古賀茂明(元経済産業省官僚)の4氏が交代で執筆します。

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