赤字転落のキヤノン 「後継者不在」の不安
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日本を代表する優良企業だったキヤノンの業績悪化が著しい。2020年4~6月期決算で初の赤字を計上したことは、「事業環境が悪化したことへの対応の遅れを示す」(関係者)との評価がもっぱら。25年間にわたって経営トップに君臨し続ける御手洗冨士夫会長兼社長=写真=の真価が問われる。
連結で178億円の営業赤字を計上した2020年4~6月期は、主力の事務機とカメラが新型コロナウイルス禍で…
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週刊エコノミスト
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