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経済・企業 コロナ時代 ものづくり成長企業

インタビュー 菊川人吾・経済産業省製造産業局総務課長 デジタル化進んでも最後はものづくり

── 新型コロナウイルスの感染拡大で、ものづくりよりもDX(デジタルトランスフォーメーション)など、デジタル化の方が重視されているようにみえる。

■DXは重要だが、デジタル化だけ進めても限界がある。例えば、5G(第5世代移動通信システム)が実現し、いかに速く情報が処理できる時代になっても、その処理速度を生かせるような「モノ」、つまり家電や電気製品、ロボットなどがなければ意味がない。つまり、デジタル化の受け皿となるハードが必要不可欠ということだ。

 ネット通販のアマゾンが良い例だ。アマゾンが自動走行技術にも力を入れている理由は、最後はハードの部分が効いてくるということが分かっているからだ。

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