自動車 1強トヨタも本業は赤字 日系の生命線は「EVと中国」=河村靖史
有料記事
2020年4~6月期の世界の新車需要は前年同期比32%減の1510万台となった。
上場している日系自動車メーカー9社の20年4~6月期(第1四半期)の連結業績は6社が営業赤字となり、黒字だったトヨタ自動車、スズキ、いすゞ自動車も大幅減益となった。コロナ禍の第2波を想定しない通期業績見通しでも赤字予想が相次ぎ、自動車各社の経営はリーマン・ショック以来、最悪の状況に陥っている。
新車需要は5月を底に回復傾向にあるが、20年は全世界で2000万台消失するとの予想もあり、日産自動車、三菱自動車、マツダは通期業績見通しで最終赤字を予想。黒字を想定する各社も大幅減益は避けられない見通しだ。
残り2073文字(全文2366文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める