トップが語るコロナで揺らがないものづくり 貝沼由久・ミネベアミツミ会長兼社長
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「製造業の必需品に注力 多様性でリスクを乗り越える」
新型コロナウイルスの影響が甚大だった直近の四半期でも、好業績を打ち出した二つのメーカーのトップに、その理由を聞いた。
(聞き手=編集部、構成=村田晋一郎・編集部)
── 幅広い事業分野を手掛けている。コロナ禍の影響は。
■2020年1~3月期から4~6月期にかけて、自動車と航空機市場は大きな打撃を受けた。民間航空機向けは大きな影響を受けたが、防衛産業の航空機にも部品を供給しているので、航空機の翼の可動部などに使われる「ロッドエンド&スフェリカルベアリング」事業は黒字だった。
逆にコロナ禍で巣ごもり需要が高まり、ゲーム機器やスマートフォン、ノートPC向け部品は好調だ。20年4~6月期は前年同期比61・4%増の53億円の営業利益を上げている。
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週刊エコノミスト
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