トップが語るコロナで揺らがないものづくり 岡林理・レーザーテック社長
有料記事
「高レベルの要求に対応 顧客との密な連携を重んじる」
新型コロナウイルスの影響が甚大だった直近の四半期でも、好業績を打ち出した二つのメーカーのトップに、その理由を聞いた。
(聞き手=編集部、構成=村田晋一郎・編集部)
── 2020年6月期まで4年連続で売り上げと利益が過去最高額を更新している。社長就任後の改革が現在の好業績につながったのか。
■09年7月に就任したが、リーマン・ショックの影響で赤字決算となり大変な状況だった。当時に感じていたのは、当社の強みが必ずしも生かせていないのではないかということ。強みが発揮できる分野は、会社として世の中に最も貢献できる領域であり、そこに注力すれば結果的に売り上げが伸びて利益もが上がると思った。そこで、独自の光応用技術が生かせる半導体用の検査・計測の領域に注目した。その領域は顧客の要求レベルが高い…
残り802文字(全文1172文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める