新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

投資・運用 まだまだ上がる金&貴金属

NY金先物 2020年末予測 金融緩和が上昇後押し 1トロイオンス=2200ドル=江守哲

金貨と金の延べ棒=大阪市中央区で、小出洋平撮影
金貨と金の延べ棒=大阪市中央区で、小出洋平撮影

 ニューヨーク金先物価格は年末まで堅調に推移するだろう。金価格は米金融当局の緩和策の継続と、財政出動を背景としたドル安に押し上げられてきた。これに加え、投資家の金ETF(上場投資信託)の購入拡大も相場水準を押し上げた。

 今年に入ってからの中国やインドの宝飾品需要は、価格高騰や新型コロナウイルス禍により大きく減少しているが、これを補って余りある投資家の買いが入っている。投資家の「金買い」の理由はさまざまだが、2019年以降は株高基調の中でも金買いが続いており、投資家の金に対する考え方が変わったといえよう。

 また、著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いる複合企業バークシャー・ハサウェイが金鉱山株を購入したことも市場の話題となっている。世界の多くの投資家が将来の金価格上昇を見込んでいる証左であろう。米連邦準備制度理事会(FRB)は低金利政策の継続に加え、米国のインフレ率が2%を超えることを容認する方針を示すなど、金市場にポジティブな材料も飛び出した。

残り266文字(全文695文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事