現物、ETF、投信 比べて分かる金への投資法=向山勇
有料記事
今年夏に史上最高値を更新した金への投資に注目度が高まっている。金に投資する方法は大きく二つある。現物を買うことと、金の価格に連動する金融商品に投資する方法だ。後者には金ETF(上場投資信託)か投資信託がある。それぞれの特徴やメリット、デメリットを理解した上で、運用の希望や目的に従って選びたい。
(1)現物 積み立て投資も可能
現物を買うメリットは、手元で保管できる安心感だろう。金融商品は取引会社が破綻しても顧客の資産が守られる仕組みにはなっている。とはいえ、大手の金融機関の破綻が連鎖的に発生するような「経済有事」の際にどうなるか、不安が残る。その点、自分で現物を保管していれば、そうした事態においても被害を被ることは回避できる。
残り1569文字(全文1887文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める