投資・運用まだまだ上がる金&貴金属

現物、ETF、投信 比べて分かる金への投資法=向山勇

 今年夏に史上最高値を更新した金への投資に注目度が高まっている。金に投資する方法は大きく二つある。現物を買うことと、金の価格に連動する金融商品に投資する方法だ。後者には金ETF(上場投資信託)か投資信託がある。それぞれの特徴やメリット、デメリットを理解した上で、運用の希望や目的に従って選びたい。

 (1)現物 積み立て投資も可能

 現物を買うメリットは、手元で保管できる安心感だろう。金融商品は取引会社が破綻しても顧客の資産が守られる仕組みにはなっている。とはいえ、大手の金融機関の破綻が連鎖的に発生するような「経済有事」の際にどうなるか、不安が残る。その点、自分で現物を保管していれば、そうした事態においても被害を被ることは回避できる。

残り1569文字(全文1887文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

6月13日号

電力が無料になる日 NTT、東電、トヨタが拓く未来14 NTT、東電、トヨタの共闘 捨てる再エネは「宝の山」■金山隆一18 インタビュー 森島龍太・電池サプライチェーン協議会業務執行理事「電池は国家のエネルギー戦略そのもの」19 電池のリユースは自動車業界の命綱■藤後精一20 EV電池の送電接続こそ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事