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経済・企業 半導体 コロナ特需

英アーム 内海弦・アーム日本法人社長 スマホからスパコンまで拡大「低消費電力の設計が強み」

 <Interview>

 半導体設計情報で最大手の英アーム。汎用、中立のビジネスモデルが強みだが、近年はデバイスの機能を向上させ、さらに事業を拡大させている。

(聞き手=編集部、構成=村田晋一郎・編集部)

── ビジネスモデルは。

■アームは半導体メーカーに対して、初めに半導体の設計情報(アームコア)を提供しライセンス料を受け取り、さらに半導体チップの売り上げに応じてロイヤルティー(使用料)収入を得る2段階になっている。半導体を使用するセットメーカーにライセンスする場合もある。ライセンスとロイヤルティーの二重取りを嫌う向きもあったが、ロイヤルティーを製品の保守費用に充て、長期の製品保証を行っている。半導体メーカーにとっては、チップが売れなかったら支払うロイヤルティーも少なく済むため、自社で開発するよりもコストを抑えられると、米国メーカーを中心に採用が進んだ。

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