小泉環境相に追い風 財界が歩み寄り
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小泉進次郎・環境相に追い風が吹いている。国際会議での「セクシー」発言や、子育てばかりが注目を集め、このところ政界での存在感が薄かったが、世界的に「脱炭素」の流れが強まったことで、財界が歩み寄り始めた。9月24日には日本経済団体連合会と合意文書を交わし、気候変動対策やESG投資などで定期的に意見交換をすることが決まった。
もともと、環境省と経団連は環境政策で対立することが多く、歴代環境相と経団連の協力関係は形式的だった。しかし、欧州や米カリフォルニア州などで脱炭素に向けた動きが活発化する中、財界も遅まきながら、気候変動対策に着手。20年6月に将来の二酸化炭素排出をゼロにする企業活動「チャレンジ・ゼロ宣言」を提唱した。
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週刊エコノミスト
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