テスラ 異彩放つEVの最大手=小田切尚登/308
有料記事
◆Tesla
米国のテスラは充電可能な電池を動力源とする電気自動車(EV)の開発、製造、販売を行う会社である。創業は2008年で、本格的に自動車の生産を始めたのは12年という新しい会社だ。最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏の強烈なリーダーシップの下で、短期間に電気自動車の世界的リーダーにのし上がった。売上高の9割以上は電気自動車で、リチウムイオン電池による蓄電事業と太陽光エネルギー装置の販売も行っている。
技術革新を最も重視し、開発の中心は個性的な自動車でラインアップは4種類。このうちの「モデル3」は4ドアの大衆向け中型セダン(乗用車)で現在の主力である。価格面では同社の製品の中では比較的安価なため、販売がどこまで伸びるかが今後の成長の一つの試金石となる。
残り2502文字(全文2840文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める