ニューヨーク ハドソン川沿いの公園整備進む=冷泉彰彦
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ニューヨークでは2001年の9・11同時多発テロ被災からの復興事業の一つとしてマンハッタン島西岸のハドソン河岸の整備事業を進めている。ダウンタウンのトライベッカ地区から西59丁目に至る7・2キロ、約220ヘクタールの河岸を大規模な公園「ハドソン・リバー・パーク」として整備するほか、その区間にグルメやスポーツに関する設備も設け、市民の憩いの場、世界的な観光スポットとする計画だ。
10月1日には、ハドソン川に突き出した桟橋「ピア26」が生まれ変わった。この桟橋は、ニューヨーク港の桟橋の一つだったが、長年使用されずに朽ちた状態となっており、08年から補修工事が行われていた。自然との調和をコンセプトに、桟橋には三角形の展望台がある。近くには木製のベンチもあり、ハドソン川からマンハッタン島西部、そして対岸のニュージャージーの風景を楽しむことができる。また、スポーツコートが設けら…
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週刊エコノミスト
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