「汎用品」を残した東芝半導体に疑問の声
有料記事
東芝のNAND型フラッシュメモリー(電源を切っても記憶情報が保存されるメモリー)以外の半導体製品を扱う、東芝デバイス&ストレージ社は9月29日、システムLSI(複数の機能を統合した集積回路)の新規開発から撤退すると発表した。残るアナログICとマイコン、単一機能を担うディスクリート半導体は、モーター制御などの分野に注力すると述べている。
この発表に首をかしげる向きもある。東芝に残すアナログICとマイコン、ディスクリート半導体はコスト競争の激しいコモディティー製品(汎用(はんよう)品)であり、海外の強力なライバル企業に東芝が勝てるかは疑問だ。
残り259文字(全文532文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める