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経済・企業 深層真相

「汎用品」を残した東芝半導体に疑問の声

 東芝のNAND型フラッシュメモリー(電源を切っても記憶情報が保存されるメモリー)以外の半導体製品を扱う、東芝デバイス&ストレージ社は9月29日、システムLSI(複数の機能を統合した集積回路)の新規開発から撤退すると発表した。残るアナログICとマイコン、単一機能を担うディスクリート半導体は、モーター制御などの分野に注力すると述べている。

 この発表に首をかしげる向きもある。東芝に残すアナログICとマイコン、ディスクリート半導体はコスト競争の激しいコモディティー製品(汎用(はんよう)品)であり、海外の強力なライバル企業に東芝が勝てるかは疑問だ。

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