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タイ 特別ビザで観光客受け入れ再開=高木香奈

バンコク中心部の様子。3月までは多くの観光客の姿が見られた 筆者撮影
バンコク中心部の様子。3月までは多くの観光客の姿が見られた 筆者撮影

 タイ政府は10月20日、新型コロナウイルスの感染対策で停止していた外国人観光客の受け入れを約7カ月ぶりに再開した。第1弾として、中国・上海からのツアー客約40人が同日に首都バンコク郊外の空港に到着した。保健省が定める新型コロナの「低リスク国」から入国する場合に申請できる長期滞在希望者向けの「特別観光ビザ(STV)」が新設された。

 政府は3月26日に非常事態宣言を出し、外国人の受け入れを原則禁止した。現在、国内では市中感染はほぼ収まり、既に就労ビザを持つ外国人の入国は条件付きで認めている。観光客の受け入れを徐々に増やし、停滞する経済の再建につなげたい考えだ。

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