新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワールドウオッチ

英国 政府が専属写真家を募集=竹鼻智

透明性のある募集に切り替えたが……(写真はイメージ) (Bloomberg)
透明性のある募集に切り替えたが……(写真はイメージ) (Bloomberg)

 多くの批判を集めるコロナ禍対策、今年末に迫った移行期間終了を前に一向に進まないEU離脱交渉などの問題を抱える政府が、内閣専属の写真家を公募し、話題を呼んでいる。「内閣におけるデジタルコミュニケーション・レベル向上の一環」とされるこの役職の年収は、6万ポンド(約820万円)。国内外の内閣のさまざまな活動を写真で記録する職務を遂行する。

 背景として2010年、キャメロン元首相が写真家を公費で雇ったことに対し、民衆から批判を受けたことがある。この写真家は後に解雇されたが、昨年12月の選挙時にジョンソン首相の個人専属写真家として雇われ、改めて批判の対象となった。政治家が個人のイメージ向上のために雇う人間は「虚栄心スタッフ」と呼ばれるが、これに公費が使われたことが、批判と意図に反する話題を呼ぶ結果につながった。

残り158文字(全文514文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事