メインバンク調査 信金のシェア6年連続上昇 第二地銀から顧客取り込む=友田信男
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東京商工リサーチは全国152万8043社を対象に、2020年の金融機関のメインバンク調査を実施した。業態別では、地方銀行40・08%、大手行23・43%、信用金庫21・83%と地銀の強さが際立つが、地銀は前年と比べわずかにシェアを下げている。一方、信金は0・03ポイント上昇し、14年の調査開始以来6年連続でシェアを伸ばした。
信金をメインバンクとする企業は33万3720社で、地銀(61万2578社)のほぼ半数。しかし、15年と比べてみると、地銀は1万5749社増、信金は1万4294社増。また、大手行の1万327社増、第二地銀3196社増と比べても、信金の増加数は地銀と拮抗(きっこう)している。
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週刊エコノミスト
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