注目4信金トップインタビュー 遠賀(福岡) 岡部憲昭・理事長 「利回り」より「身の回り」
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特徴ある信用金庫の理事長に、コロナ禍などに直面する地域をどう支えていくのか、考え方などを聞いた。
(聞き手=市川明代/金山隆一・編集部)
金利だけにこだわらず、付加価値のあるサービスを提供することで、利ざやを厚くしてきた。例えばお年寄りの家で電球が切れたら取り換えに行き、水道が壊れれば取引先を紹介する。企業には融資にとどまらず販路拡大など経営支援を行う。こうした取り組みによって総資産に対して高い利益率を確保できている。
有価証券の運用は、証券会社の出身者がプロパー職員を育てながら取り組んでいる。配当と利回りを収益源とし、売買益を狙いにいくようなことはしない。運用方針はぶれずに貫き、時間をかけて手堅いポートフォリオ(資産構成)を構築してきた。
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週刊エコノミスト
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