5Gで伸びる企業 遠隔医療、監視、自動運転…長期投資に適した5分野=大川智宏
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高速大容量、多数同時接続、低遅延の三つの特徴を持つ第5世代移動通信規格(5G)は、2020年から徐々に商用化が始まり、新型コロナウイルスの影響も重なって、従来は実現不可能であったサービスの誕生や既存のサービスの質の向上などが期待されている。5Gの整備は5年程度をかけて徐々に進められてきた。初期段階のインフラの整備やハードウエアなど技術的な根幹部分は、投資テーマとしての旬を過ぎた銘柄もある。
今後、重要になるのは、無尽蔵に増え続けるデータ通信量に耐えうるハードの上で、魅力的なサービスを実現するソフトウエア=サービスの側面であり、そこに長期投資の妙味があろう。5Gに絡むサービスは多岐にわたるが、身近で実用性の高いサービスに焦点を当てて投資テーマを探っていく。5Gで新たな価値を創造できる分野として、(1)ヘルスケア、(2)エンターテインメント、(3)生活、(4)産業自動化、(5)スマート…
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週刊エコノミスト
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