経済・企業スマホ・5Gの新王者

5G向け機器で勝つ企業 サムコ、北川精に基地局需要 有機ELはVテク、保土谷=柳沢亮

基地局整備はまだまだこれからだ
基地局整備はまだまだこれからだ

 第5世代移動通信規格(5G)銘柄は数年前から物色され始めた。しかし、基地局はまだ全国に整備されておらず、5G対応のスマートフォン端末の普及もこれからだ。黎明(れいめい)期にある5Gの基地局で使われる電子部品を製造する企業のほか、5Gの普及で広がりを見せるであろうVR(仮想現実)業界の関連銘柄など、今後業績が期待できる銘柄を紹介する。

 半導体製造装置メーカーのサムコは、5Gで活用が進む化合物半導体の関連銘柄として注目されている。窒化ガリウム(GaN)を用いた高電子移動度トランジスタは5G基地局などで活用が進んでいる。その窒化ガリウムなどの化合物半導体の薄膜形成や基板形成に使うエッチング装置に強みを持ち、競合他社が少ない分野だ。

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