採用軽視では革新は生まれず=碇邦生
有料記事
高まる人材獲得の重要性
近年、優れたイノベーションを生み出している企業に共通してみられる特徴として、採用に力を入れていることが挙げられる。Google(グーグル)の従業員番号4がヘザー・ケアンズという採用担当であったように、イノベーションの源泉として人材を採用できるかどうかが鍵を握る。そのため、人材獲得競争は世界中で激しさを増している。
日本でも、大学新卒であっても年収1000万円を超えるオファーが出るというニュースも目にする機会が増えてきた。くら寿司が、2020年春の新卒採用で、入社1年目から年収1000万円の幹部候補生を募集するというニュースは記憶に新しい。
残り2352文字(全文2636文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める