新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 編集後記

吉脇丈志/種市房子

編集部から

 洗濯機が故障してから、洗濯代行サービスを使っている。指定の袋に詰め放題で、料金は配送も含めて3000円ほど。頼んでいるのは家族で経営しているクリーニング店で、いつもご主人が部屋まで届けてくれる。

 クリーニング大手の白洋舎も10月から洗濯代行サービスを始めた。在宅勤務の急増でワイシャツなどビジネス衣料の受注が縮小したうえ、得意先であるホテルの低稼働が続き、リネン受注が激減しているためだ。今年12月期の最終赤字は前期の600万円から41億円へと大幅に膨らんでいる。オフィスカジュアルの普及などでクリーニング離れが進んでいたところに追い打ちをかけられた形だ。

 届けてくれるご主人は「配送の手間を考えると割に合わないが、クリーニングだけではもうやっていけない」と嘆いていた。個人商店に新しい生活様式は容赦なく厳しい。

残り835文字(全文1197文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事