内閣次官、次は田和氏 薄まる「安倍色」
有料記事
内閣府の山崎重孝次官(1983年、自治省入省)の交代観測が出ている。山崎氏は、内閣総務官を務めた経験から、皇室や宮内庁関連の事務にも精通しており、内閣次官としてのミッションは、平成から令和への代替わりに伴う一連の行事を無事に遂行することだった。11月8日に立皇嗣(りっこうし)の礼が行われ、一連の儀式が終わったことや、2019年1月の就任から1年半以上が経過していることから、臨時国会閉会後に交代する公算が大きい。
後任には、内閣府ナンバー2ポストである内閣府審議官(次官級)の田和宏氏(84年、経済企画庁入庁)が有力視されている。田和氏は、経企庁の王道とも言えるマクロ経済分析畑を歩み、早くから次官候補と目されていた。菅義偉首相が信頼しているとされる林幸宏政策統括官(88年、経企庁入庁)は、田和氏の直系だ。
残り167文字(全文523文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める