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第8回 量子暗号技術、「スカパー」に好影響=ゼノデータ・ラボ

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 圧倒的な計算処理能力を持つ量子コンピューターの出現は、ビッグデータ解析や医薬品開発など、さまざまな分野での技術発展が期待される。同時に注目を集めているのが「量子暗号通信技術」だ。分割不可能な光子の一つひとつにデータを載せて送信することで、通信途中の盗聴や解読を検知できる仕組みで、機密性の高い情報での利用拡大が期待される。AI(人工知能)を使った業績予測システム「ゼノブレイン」は、量子暗号通信の普及によって影響が大きく出る国内上場企業を分析した。

 今年10月に日本初の量子暗号通信技術の事業化を発表した東芝や、技術研究に携わるNEC、NTTなどが名を連ねるなか、最も影響が大きいと分析されたのは、スカパーJSATホールディングスだ。多チャンネルの衛星放送「スカパー!」で有名だが、アジア最大の衛星通信事業者でもある。

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