半導体市場 過去最高更新へ 主戦場の微細化でインテル凋落 独り勝ち台湾TSMCは量産へ=服部毅
有料記事
世界半導体市場統計(WSTS)は12月1日、2021年の世界半導体産業の成長率予測を前年比8・4%増で、史上最大の4694億ドル(48兆円超)になると発表した。
WSTSは、21年は新型コロナウイルスを巡る事業状況の改善を前提に、5G(第5世代移動通信システム)の普及が幅広い製品の需要拡大に貢献し、車載半導体の需要が回復すると予測している。順調な成長率を織り込んでか、半導体産業の景気指標であるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は12月に入り、史上最高値を更新した。
残り3703文字(全文3940文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める