浜田健太郎/藤枝克治
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編集部から
米アップルが、パーソナルコンピューターMacに搭載するCPU(中央演算処理装置)を米インテル製から自社設計の「M1チップ」に切り替え、同チップを搭載した新機種を昨年11月に発売した。
ネットでは「爆速」「電池残量がほとんど減らない」「熱がまったく出ない」などと上々の評判だ。「コンピューターの定義が変わる」などと最大級の絶賛コメントを見て、「まだ早い」という内心の忍耐はあっさり決壊。購入からまだ1年に満たないインテル版のMacBookAirを下取りに出し、「インテル入ってない」新機種に買い換えた。
文書作成や作図、ネット閲覧などの使い方では、コンピューター産業の歴史を変えるかどうかはまで分からないが、使うと処理速度の向上ははっきりと体感できる。アップル恐るべし。半導体の業界地図を塗り替えるかもしれない。
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週刊エコノミスト
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