小鵬汽車 米国上場の中国新興EV=富岡浩司/320
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小鵬汽車は中国で急成長する電気自動車(EV)の専業メーカーである。2015年1月の設立と歴史は非常に短い。中国の大手自動車メーカーの広州汽車集団の専門家が独立して設立し、その後、アリババから移籍して最高経営責任者(CEO)を務める何小鵬氏や、米系投資銀行から顧宏地・現副会長が相次いで入社して、現在の経営陣を形成している。
現在の生産車種は18年12月に発売した小型SUV(スポーツ用多目的車)「G3」と、20年に投入したセダン「P7」の2車種のみだ。EVの販売好調を背景に、20年8月に米ニューヨーク証券取引所に上場し、株価の値動きは好調だ。
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週刊エコノミスト
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