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経済・企業 危ない中国

ファーウェイ 米規制強化で苦境に陥るも 高い半導体開発力は健在=南川明

北京の携帯電話ショップで目立つファーウェイの広告(Bloomberg)
北京の携帯電話ショップで目立つファーウェイの広告(Bloomberg)

 世界一の経済大国、軍事大国になろうとしている中国。長い時間をかけてでも半導体の国産化を進め、米国企業に依存しないハイテク産業のサプライチェーンを構築していこうとしている。中国建国100年の2049年までに、徐々に実現しようと考えているようだ。こうした過程で、中国の通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)も半導体を完全に国産化するため、独自技術によるコア(演算回路)を開発した。同社の半導体開発力は非常に高度だ。

 さらに中国は半導体製造を台湾企業に依存せず中国国内で製造できるように、半導体製造技術の開発にも着手しようとしている。しかし、これはそれほど簡単ではない。半導体製造技術は製造装置メーカーがこれまで長い年数をかけて培ってきた技術であり、この分野で新規参入企業が追いつくのは難しい。

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