スイス 「助け合いサービス」が好調=城倉ふみ
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新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で、オンラインで食品を購入する消費者が増加している。
スイス最大の小売りチェーンであるミグロも、需要の高まりを受け、オンラインサービスの拡充に努めている。同社は約20年前からネット注文サイトを運営しているが、コロナ感染拡大後に注文が急増、一時は配達まで2週間程度かかった。そこでかつて実施していたオンライン配達サービス「AMIGOS」を復活させた。
このサービスは、消費者同士の相互援助が特徴で、健康な人が外出困難者の代わりに買い物や配達を行う。16歳以上で、健康状態などの条件を満たせば誰でも配達員として登録できる。外出困難者が6000点以上の商品の中から必要なものをオンラインで注文すれば、マッチングされた近隣に住む配達員が地元の店舗で商品を購入し、利用者の玄関前に届ける。配達員には配達代金が振り込まれ、利用者は配達員に任意で電子チップを渡す…
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