ニューヨーク 休演中にNYフィル本拠地改築=伊熊啓輔
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名門オーケストラ「ニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラ」(NYフィル)の本拠地、デヴィッド・ゲフィン・ホール(ニューヨーク市マンハッタン区)の改築が急ピッチで進んでいる。
NYフィルは昨年10月、新型コロナウイルスを理由に今年6月までの全ての公演のキャンセルを発表。その後、この空白期間を生かしてホールの改築準備を進めることをNYフィルの最高責任者デボラ・ボルダ氏が明らかにしていた。
もともとは2022年5月から24年の3月までの期間での改築工事を予定。この間、NYフィルは本拠地なしで、カーネギーホールなど限られた会場での公演を行う計画だったが、コロナ禍による休演期間を無駄にしないため計画が前倒しされた形だ。改築にかかる予算は総額5億5000万ドル。このうち1億ドルを篤志家のデヴィッド・ゲフィン氏が寄付したため、ホールには同氏の名前が冠されることになった。
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週刊エコノミスト
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