教養・歴史株高・日本経済の大解剖

テレワーク 過剰なストレス解消へ カギ握るチーム力や雑談=藤井薫

 昨年9月、全国の20〜60代の新型コロナウイルス禍でテレワークをするようになった就業者2272人に、仕事に関するアンケートを実施した。それによると、昨年2月時点でテレワークを経験していたのは、わずか4・9%。しかし、第1回目の緊急事態宣言を受けてテレワーク導入企業が急増。わずか2カ月後の4月には79・1%もの人が経験している。

 今年1月に再び緊急事態宣言が発令され、期間も延長された。テレワーク導入企業がさらに増えると予想されるが、テレワークへの不満や不安を持つ就業者も増えている点は見逃せない。働く側の声から、2年目のテレワークの課題を洗い出し、企業と個人のより良い関係を育むための解決策を考えたい。

残り2076文字(全文2379文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事