神崎修一/稲留正英
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編集部から
新聞の経済面に載っていた小さな記事に驚いた。セブン─イレブンやファミリーマートなど主要コンビニ7社の2020年全店売上高が前年比4・5%減となったという。日本フランチャイズチェーン協会によると、05年の統計開始以来、前年割れは初めて。11年の東日本大震災後は「生活インフラ」としても注目され、有事に強いイメージを持っていただけに、今回の息切れは少し意外に感じる。
理由は外出自粛が続き、オフィス街など都心の店舗から買い物客が姿を消したことだ。「巣ごもり」によるまとめ買いで、食品スーパーやドラッグストアへ客が流れたことも影響しただろう。
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週刊エコノミスト
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