週刊エコノミスト Online学者が斬る・視点争点

50%円安でも届かぬ物価目標=吉田裕司

    望みはコロナ後への「期待」

     各国で新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、日本でも春先には開始されそうな展開だ。これを踏まえ、2021年度の日本経済や世界経済は、どのように予測するべきなのか。この「予測」とは、経済学では人々の「将来への期待」を意味する。今回は、日本のインフレ率の予測、つまり「期待インフレ率」について、さまざまな視点で考えたい。

     現在の日本はデフレを含む長期の低インフレ下にある。日本銀行が金融政策として年率2%のインフレ率を目標とするインフレターゲティングを13年4月に掲げてから、8年近くが過ぎようとしているが、一度も目標を達成できていない。原因はどこにあるのか。

    残り2236文字(全文2529文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    3月16日号

    コロナ後に残る弁護士14 売り上げ大幅減の“マチ弁” 「デジタル」で分かれた明暗 ■岡田 英/加藤 結花17 情報発信、専門性に磨き 遠方からも稼ぐ法律事務所 ■加藤 結花18 ここまで進化 仕事にもつながる!弁護士のSNS活用術 ツイッター 大西洋一 大西総合法律事務所代表 ユーチューブ 藤吉修崇 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事