マーケット・金融注目の特集

ビットコイン急騰 15億ドル買ったテスラ 「ロビンフッダー」も便乗=木内登英

     仮想通貨ビットコインの価格が2月11日、一気に1BTC=500万円(BTCはビットコイン価格の単位)を超え、史上最高値を更新した。電気自動車(EV)メーカーの米テスラが8日、総額15億ドル(1560億円)相当のビットコインの購入を公表したことが要因だ。

     ビットコインは、価格変動率が大きいことと、モノ、サービス購入時の支払いに時間かかることから、決済手段としてはあまり利用されず、もっぱら投資対象とされてきた。ただし株式や債券のようにキャッシュフローを生まないため、価値の裏付けは明確でない。

     それが、今回のテスラによる購入で、そのビットコインが初めて価値の裏付けと他の金融商品との連動性を得た、と言える。テスラの業績が上向けば、ビットコインの購入額がさらに増えるとの観測から、その価格も上昇する。またテスラは時価総額で約2%を占めるS&P500株価指数の構成銘柄だ。ビットコインの価格、テスラの株価、米国株式市場全体の3者が、今後は互いに連動して動く傾向が強まるだろう。

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