経済・企業学者が斬る・視点争点

「正しい評価」が革新を生む=生稲史彦

    新陳代謝促す「新しい評価軸」

     イノベーションの始まりは、創造性を発揮して新しい何かを試みることだ。新しいアイデアや技術が起点になって、新しい製品やサービス、ビジネスが出現し、企業も社会も変わっていく。しかしながら、新しい試みがイノベーションへとつながっていくためには、その試みが企業の内外で評価されなければならない。

     まず企業の中で評価されなければ、アイデアや技術を製品やサービスに結びつけるための経営資源が投入されず、世に出る前に埋もれてしまう。世に出た後も顧客によって評価されなければ、製品やサービスの提供が続かないし、企業も成長できない。企業の成長を目指し、イノベーションを実現したいならば、新しい試みを正当に評価して、資源を投入することが必要だ。

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