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経済・企業 独眼経眼

工作機械受注の伸びにみる経済回復=藤代宏一

 世界的に製造業の業況が好調に推移している。

 日本の実質輸出は新型コロナウイルス禍前の水準を回復。米サプライマネジメント協会(ISM)の製造業景況感指数は好不況の分岐点である50を突き抜けて60近傍で推移し、中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)も安定的に好不況の分岐点である50を上回っている。

 この他にも生産活動の回復を示す指標はあまたある。そこで当記事では、さほどメジャーではないものの“使える”指標に着目したい。今、筆者が注目しているのは「台湾の輸出受注」と「日本の工作機械受注」である。

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