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アングロ・アメリカン 資源メジャー、脱炭素やEV追い風=宮川淳子/333

アングロ・アメリカンが運営する南ア・プマランガ州の炭鉱 Bloomberg
アングロ・アメリカンが運営する南ア・プマランガ州の炭鉱 Bloomberg

 ◆Anglo American

 アングロ・アメリカンは鉱物資源の採掘や精製、製品化などの権益をもつ英国企業で、資源メジャー(巨大企業)と呼ばれている。コロナ禍での大規模な景気刺激策の導入で世界経済が改善に向かう中、金属・鉱物価格の見通しが明るいことで、2020年10月以降のアングロ・アメリカンの株価は高値で推移している。

 資源は一般的に、化石燃料(原油・天然ガス・石炭)、鉄(鉄鉱石)、ベースメタル(銅・鉛)、レアメタル(希少な非鉄金属)に分類され、さまざまな商品が取引所で売買されている。アングロ・アメリカンの収益は鉱物資源価格の変動に左右されやすい特徴があり、近年は鉄鉱石、プラチナ(白金)族の金属(PGM)、銅、ダイヤモンドの主要4商品から高い収益をあげている。また、鉱山など長期性資産の大部分が南アフリカや南米の…

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