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週刊エコノミスト Online 編集後記

秋本裕子/稲留正英

編集部から

「あの人のあいさつは良かったね」「社長の顔、初めて近くで見た」。新年度初日の午前、職場の最寄り駅に降り立つと、こんな会話が聞こえてきた。振り返ると、新入社員らしき数人。入社式を終え、心弾む様子が伝わってきた。

 コロナ禍で迎えた2回目の春。昨年はオンラインでの入社式増加が話題になったが、今年は対面で開いた企業も多かったようだ。会場での入社式を復活させた中堅企業の人事担当者は「役員や同期入社の社員と直接、顔を合わせた方が気が引き締まり、モチベーション向上にもつながる」と狙いを説明する。

 最近は会議や研修もオンラインが主流になっているが、時には顔を合わせて言葉を交わす機会も必要だと感じる。

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